カナダのニシン漁

カナダのニシン漁を紹介します。

■　各漁場の特徴　■

カナダ西海岸（カナダ.BC州）

卵質がしっかりしていて、卵の大きさも手ごろで、形がよく、数の子の中でも最高級品として評価されています。価格も大西洋系数の子と比べて２倍以上になります。

カナダ東海岸

卵質が柔らかく、卵は大きく変形していて、通称「イースト（東）卵」と呼ばれています。比較的安価なため、味付けされスーパー等で日常販売されています。

■　カナダ.BC州　ニシン漁の流れ　■

カナダにおけるニシン漁の流れ

フィッシャーマンがニシンを漁獲

　泳いでくるニシンを網に刺すようにして漁をします。獲れるニシンの大きさがある程度均一なのが特徴です。（ニシンの大きさは１３０グラム前後）

ギルネット（刺網）方式


	左に見える大きなヘラが回転して網からニシンが取れる仕組み！

　大きな網でニシンの群を包み込むように漁をする方法。一度に大量の漁ができる反面、ニシンの大きさが不均一になります。（ニシンの大きさは１１０グラム前後）

セイン（巻網）方式

パッカー（現地の加工場）の作業風景

現地加工場内風景

　
パッカーと呼ばれる冷凍加工業者に販売されたニシンは、ブライン冷凍され４月下旬頃よりニシンから数の子を取り出す作業が行われる。

日本へ輸出される数の子

腹出しされた数の子をペールへ

　血抜き、選別された数の子は塩と一緒にペールに入れられ日本に輸出されます。

［カナダ原卵］
２００２年は約２９，０００トンのニシンが漁獲され、約４，１００トンの数の子が生産されました。

■　カナダ抱卵ニシン漁獲実績　■